国際キャッシュカード徹底比較ガイド

クレジットカードやデビットカード、海外プリペイドカードなどの国際キャッシュカードを手数料の観点から比較しています

海外で使えるクレジットカードの手数料を徹底分析!

time 2015/09/20

bigstock

 

海外でクレジットカードを使用してキャッシングをする際の為替レートはVISAなどの国際ブランドによって決められています(◯◯VISAカードでも△△VISAカードでも同じレートです)。

もちろん、その為替レートには手数料が含まれているため、市場の為替レートよりも若干割高になります。どのくらい割高かというと、VISAの場合ドルのレートでだいたい1円程度上乗せといったところです(VISAのレートはこちら(英語)で確認できます)。

では、VISAとマスターカードでどちらの方が為替レートが安いでしょうか?

これは実はどちらもほぼ同じレートです(違いは0.1%とかその程度です)。そのため、為替レートのコストという点ではVISAかマスターカードどちらがいいかを気にする必要はないでしょう。

 

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クレジットカードで海外キャッシングする際にかかる費用

クレジットカードによるキャッシングにはさらに次の2つの費用がかかります。それは ①金利 と ②ATM利用手数料 です。

この金利やATM利用手数料は国内のクレジットカード会社によって違います。

例えば、「三井住友VISAカード」の海外キャッシングサービスは以下のようになっています。

【三井住友銀行VISAカードの海外キャッシング】

利用枠 :5万円~30万の範囲内

利率: 18.0%

ATM手数料:取扱金額 1万円以下…108円  取扱金額 1万円超…216円

返済期間・回数 19日~56日(ただし暦による)・1回

引用元:https://www.smbc-card.com/mem/loancash/kaigai_cash.jsp

 

ここでシミュレーションをしてみましょう。

キャッシングの際の為替レートが1ドル=100円だとして、海外で500ドルを引き出したときにかかる費用はいくらになるでしょうか?

まず最初に為替レートの分の費用がかかるので、100×500=50000円です。

次に金利が返済期間が30日だとして、(50000円×18%÷365日)×30日=739円(小数点以下切り捨て)がかかります。

最後にATM手数料が216円分かかるので、トータルで945円となります。

つまり、1ドル=100円で50000円を両替するとおよそ1000円ほどの手数料がトータルでかかるわけですね。

(ちなみにクレジットカードで5万円分ショッピングした場合にかかる費用は500×100×1.63%で815円となります。1.63%はショッピングにかかる為替手数料です。ショッピングではATM利用手数料はかかりません。)

 

というわけで、金利とATM利用料が安いクレジットカードほど海外キャッシングではお特なカードということになります(トータルでは年会費などのカード自体にかかるコストも考える必要があります)。

 

クレジットカードの金利とATM利用手数料

クレジットカードの金利は法律によって上限が定められており、ほとんどすべてのクレジットカード会社はその上限いっぱいの金利(15%~18%)を設定しています。この上限は借入額に依存し、以下のようになっています。

 

10万円未満を貸し出す場合の上限金利 … 20%
10万円以上100万円未満を貸し出す場合の上限金利 … 18%
100万円以上を貸し出す場合の上限金利 … 15%

そのため特に金利が安いクレジットカードというのはありません。

ただ、例外も一応あります。

以下の代表的なクレジットカードの金利とATM利用手数料を示した表を見てみてください。

 

名称 金利 ATM手数料 備考
学生専用ライフカード 15% 108円~216円 ただし学生の場合、キャッシング枠は10万円まで
三菱UFJニコス系カード 15%~18% 108円~216円
三井住友VISAカード 18% 108円~216円
楽天カード 18% 108円~216円 ただし強制リボ払い

 

表からわかる通り、学生専用ライフカードは10万円以下のキャッシングでも金利は15%です。

ただ、「学生専用」という名前が付いている通り、これは例外で普通のライフカードは小額の利用だと18%の手数料になります。

クレジットカードの金利は10万以下の利用では基本的には年利18%といえます。

 

海外キャッシングをする前に必ずチェックするべきこと

クレジットカードで海外キャッシングをする前に必ずチェックした方がいいことがあります。

それは支払い方法です。多くのクレジットカード会社はキャッシングの支払い方法を一回払いor分割払いorリボ払いに設定しています。

もちろん金利以外の手数料がかからない一回払いが一番コストが低いです。

ただ、クレジットカードの中には支払い方法がリボ払い固定というカードもあります。

例えば、上の表にも書いてありますが、楽天カードは海外キャッシングをすると強制的にリボ払いになります。

そのため、海外旅行などで海外キャッシングをするかもしれない場合、楽天カードはオススメできません(ショッピングだけに使うのであれば問題はないです)。

海外キャッシングをする前に、必ず手持ちのカードの支払い方法を確認した方がいいです。

クレジットカード会社のサイトではこういう重要な情報が欄外の隅っこの方に小さな文字で書かれていることが多いので気をつけましょう。

 

海外キャッシングでオススメのクレジットカードは?

特にないです。

というと身も蓋もないですが、金利、手数料ともにどのクレジットカードでも変わりがないので海外キャッシングのコストという観点では固定リボ払い以外のカードならどのカードでも一緒です。

強いていうなら学生専用ライフカードでしょうか。

理由は海外旅行保険などの重要な特典が付いており、キャッシングの金利が例外的に安いからです。

特に学生の方で留学や海外旅行で使いたい場合には、海外ショッピング利用分のキャシュバックなどもあるので非常にオススメです。
それ以外ではほとんど差はないので、あとは自分の好みに合ったものを選べばいいでしょう。

 

ただし、海外でのショッピングにおけるポイント利用まで考えるとオススメのクレジットカードはいくつかあります

 

→海外ショッピング利用ならマネパカードよりもクレジットカードの方がお得?

 

補足:金利は繰り上げ返済したらどれぐらい安くなるか?

海外キャッシングにかかる費用は金利とATM手数料なので、返済期間を短くできればその分費用が減少するのは確かです。

そのため、理論上は海外でキャッシングをしたあとにすぐに繰り上げ返済すれば金利支払いを極力減らすことができます。

極論ですが海外キャッシングをしたその次の日に繰り上げ返済すれば金利はたったの1日分しかかかりません。

しかし、実際はなかなかうまくいきません。その理由は次の2つです。

 

1.キャッシングをしてからその返済額が確定するまで時間がかかる。そして、その日数分だけ利息が発生する

繰り上げ返済が可能になるまでどれぐらいの期間がかかるのかというと、それは各クレジットカード会社によって異なってくるようです。サポートセンターに連絡して聞くとよいでしょう。

2.繰り上げ返済をするための振込手数料がかかる

多くのクレジットカード会社では繰り上げ返済をするためには、クレジットカード会社に指定された口座に請求額を振り込む必要があります。

そのため、銀行の振込手数料が生じる可能性があります。
前述の500ドルをキャッシングする例で考えてみましょう。

繰り上げ返済により30日の返済期間が20日になったとすれば10日分の利息を節約することが可能です。その額は約236円です。

しかし、そのためには振込手数料がかかるので振込手数料がこの額より大きければ、繰り上げ返済はしない方がお得ということになります。

 

金利は元本にかかるため、キャッシングする額が大きければ大きいほど繰り上げ返済をするメリットが生まれます。

数十万以上をキャッシングする場合は振込手数料を考えても繰り上げ返済した方がお得になります。

 

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